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祝日を挟んで紅葉を見に行ってきました。
初日は車を借りて滋賀の湖東三山へ足をのばしてみました。
京都のお寺ほど洗練されてはいないかもしれませんが、広々と美しく気持ちの良いお庭でした。
庭は借景ではなく山々も敷地なのでそれはもうダイナミック・・・
つまり本堂にたどり着くには長い坂道と高い高い階段。
三つのお寺に行くために、山を3つ登ってきたようなものです。ああ、日頃の運動不足がたたります。

登りは苦しく

下りはおっかない
くたびれただけご利益があればどんなに良いでしょう!
京都はいつになく着物姿が目につきました。
10年ほど前は一見、舞妓さんのお稽古帰りかと見紛うようないでたちで小ぶりの日本髪を結ったお嬢さんがすーっと目の前を通り過ぎていくのが常でした。
当然目立つので、外国人の観光客に囲まれたりと、なかなか勇気があるなあと思ったものです。
次第に舞妓姿はいなくなり、4~5年前からカップルの着物姿を見かけるようになりました。
その頃はまだ黒地に花模様などの、さほど違和感ない着物だったので、着物姿だと割引があるのかな?
でも京都の子がレンタルするとも思えないし、旅の記念かな?
などと思う程度だったのですが、今年はがらりと様子が変わっていました。
ここ2年ほどキモノを着る外国人観光客が増えてきたのです。
そう、体験型観光ですね。
当然日本人とは美的感覚が異なり、選ぶキモノはかなり派手め。
見たところ、白地に原色の花柄が一番人気のようでした。
今年は一段と柄が大きく、直径15センチほどのバラや椿が白地に咲き誇り、矢羽模様は長さが20センチほど。
ほとんど「着物の形をしたフラダンスの衣装」です。
レンタル着物はポリエステルの一重ものらしく、枯れ葉舞い散る季節には見るからに寒そ~なのですが、そこは若さで乗り切るのでしょう。
街のあちこちにあるレンタル着物の店先も、フラ風キモノでいっぱい。
こういうのも国際色豊かというのかしら、などと思いつつ、多種多様なキモノを眺めていたのですが…。
驚いたことに、銀閣寺ですれ違ったフラキモノのグループから聞こえてきた会話はれっきとした日本語、それもなめらかな関西弁でした。
それから注意して見ると、フラキモノの半分近くは日本人かも。
どうやら「日本人とは美的感覚が異なる」というのは私の早とちりだったようです。
そうした着物感覚の是非はともかく、やはりこれも時代の流れと考えるべきでしょうね。
おそらくレンタル着物屋にはアンティーク着物はごまんとあるのでしょうが、外国人の好みはもっと派手なもの。
そうした要望に応えたところ、かえって日本の女の子の目を惹いた、ということなのでしょう。
レンタル着物屋さんにとっては嬉しい連鎖反応だったかもしれません。
いくら専門家が着物の決まり事や伝統美を唱えても、着物離れは進んでいます。
今の日本のファッションは、着やすい、若く見える、お安いが主流ですもの、着物はすべてが正反対ですからね…。
最初は奇妙で風変りだったものも、流行の最先端になり大流行へ。
そんな流れを何度も見ています。
着物もそんなターニングポイントにきているのかもしれませんね。

