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3月、春は駆け足で通り抜けていきました。
天気の変化も激しく、慌しい1ヶ月でした。
「お地蔵さんの石碑に心うたれる様な年になりました」
先日のブログを読んでくれた古くからの友人からのメールです。
なるほどなるほど、ねー。

満開の桜も大好きだけど、花びらが落ちたあとの景色もなかなか。
こちらも過ぎてしまえばしみじみ「春の夢のあと」といった風情です。
新学期、新年度のせいか街にはスーツやジャケット姿があふれてます。
晴れがましそうだったり、はにかんでいたり、この季節はいいですね。
さて、今回はノーカラーのジャケットです。
ここ1年、ノーカラーの「シャネルスタイル」のジャケットがすっかり定着してます。
インナーに着るものをあまり選ばず、やさしい印象。
そして着こなし次第でフォーマルにもカジュアルにもOKなのが人気の原因かしら。
素材はポリエステルで一見、着物のちりめんのような雰囲気ですが、ほどほど重みがあり、さらりとしています。
私は2種類の色違いの布を使うのが好きなのですが、このデザインはそんな私の好みを最大限に生かせました。
ご覧のとおり、袖付けがなく、身頃から袖を続けて裁ってあります。
この方法は初心者向けのデザインによくありますが、それだけだと腕をあげにくかったり、動かすとヘンなシワがでたり・・・。
そこで脇の部分にすべてマチをつけたら、立体的になってシワもでないし、着心地抜群。
マチを濃い色にしたら、あら、着るだけでスリムマジックー。
15年ほど前、シャネルジャケットは全く流行圏外でした。
なぜ、そう言いきれるかというと、その時教室でシャネルジャケットを習ったからです。
どうせなら本物を見よう、試着もしようと、銀座のシャネルのお店に行ってきました。
門番のかっこいいオニイサンの一瞥にたじろぎながらも店に入ると・・・
「ナイ!・・・ない、ない!」上から地下まで見て回りましたが、
いわゆる丸衿ノーカラー、ブレード巻きのシャネル定番のジャケットはシャネルの店にはなかったのです。
銀座という土地柄、流行の先端を置いているせいでしょうが、流行ではないものは、あれよあれよというまにお店や街から消えてしまうのです。
でもその翌年、息子の卒業式に自作のシャネルジャケットを着ていったら、
「わたしもこんなのが欲しい・・・」と、とても評判よかったのですよ。
お店にほとんどなかったから珍しかったのでしょう。
流行に関係なくても素敵で重宝する服をめざして作りたいといつも思います。






