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 | 07/14更新 |
| グローバル・マネーの立場から日本市場への投資スタンスを考察します |
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市場・投資に関する評論を随時掲載します
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下降トレンド銘柄の特徴を利用して投資を行います
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| YS総合研究所では、論理的かつ統計的に一定の根拠がある投資方法の開発を目指しています。長期(1-2年)、中期(3ヶ月)、短期(1ヶ月)に分けて、グローバルな投資資金の視点で、数値的根拠に基づき、それぞれの見通しを考察し、事前設定したルールや銘柄選定条件に合致した銘柄を毎日公開し、その後の成果をフォローして選定条件のブラシアップすることを目標としております。当サイトを訪問された方の株式投資スキルの向上の一助になれば幸いです。なお、実際の投資は自己責任でお願いします。 |
| ■短期的な今後の見通し 07/14更新 |
[市況] 7月13日、NYダウとナスダックは下落しました。7月14日の日経平均先物は、前日比450円安で寄り付くと、午前中は730円安から370円高の間で上下し、午後は1120円安から650円高と上昇幅を拡げて、結局、540円高で取引を終えました。日経平均の終値は500円高の67743円で、出来高は24.00億株でした。 高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。 空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。
7月13日の米国市場では、トランプ大統領が「イランに対する海上封鎖を再開し、ホルムズ海峡を通航する船舶に対し、全貨物の20%に相当する金額を対価として受け取る」と表明したことを背景に原油先物相場が上昇したことから、株式には売りが優勢となりました。FRBのウォラー理事が利上げに言及したことも投資家心理の重石となりました。NYダウは3営業日ぶりに反落し、ナスダックは4営業日ぶりに反落しました。 7月14日の日本市場では、前日の米株式市場でAI・半導体関連株が売られた流れを受けて同種の銘柄の一角が売られ、指数を押し下げました。原油先物相場の急騰も投資家心理の重石となりました。ただ、午後にはKOSPI(韓国総合株価指数)が持ち直したことや原油先物相場が伸び悩んだことなどを手がかりに自律反発狙いの買いが入り、指数を押し上げました。結局、日経平均は反発しました。
[テクニカル視点] 日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。 総合乖離率は+27.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+21.4%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。 ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。
NYダウは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。ナスダックは、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。一目均衡表では雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドも青信号から黄信号に変わりました。
日経平均とナスダックの200日移動平均線と株価の乖離率の差は、+13.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が8810円ほど割高であることを示しています。また、NYダウとの差は、+13.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が9280円ほど割高であることを示しています。
日経VIは35.39と前日より低下し、VIXは17.15と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。
[ファンダメンタルの現状認識] 市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界景気に与える影響」「中国景気が世界経済に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。
米国の1~3月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値の1.6%増から上方修正されました。また、1~3月期の米企業の決算は、おおむね好調でした。
米国の4月の製造業受注、5月の耐久財受注、5月の小売売上高、5月のISM非製造業景況指数、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、5月の鉱工業生産指数、6月のISM製造業景況指数、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は7勝5負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。
米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。
米国の3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、6月の中古住宅販売件数、6月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.14%で、市場予想の+0.9%を上回りました。住宅関連の指標は2勝4負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。
米欧日の金融政策に目を向けます。 FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。 ECBは6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。 日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。
日経平均採用銘柄全体では、予想PERは18.09、PBRは1.91となっています。直近の四半期決算発表にともない、予想ROE(企業の今期収益力の見通し)は10.6%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸び率は+11.9%で、こちらは3か月前より13.5ポイント改善されています。
イールドスプレッドは、日本-2.84、米国+0.02と日本が2.86ポイント割安ですが、OECDの2026年予想実質GDPの伸び率(日本+2.9、米国+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを総合すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で560円)割安となっています。
[今後の見通し] 日経平均は、前日のNYダウが下落したにもかかわらず上昇しました。NYダウに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.4%となり、日経平均の割安幅は3150円から2390円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-4080円~-1080円の間で推移しています。
日米の長期金利の差は、1.83ポイントから1.94ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。
テクニカル面では、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。
7月14日の米国市場では、6月の消費者物価指数(CPI)のほか、JPモルガン・チェース、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利の推移も株式相場に影響を与えそうです。
きょうの日経平均は、想定レンジ内で推移しました。上値は目安のラインを520円ほど下回り、下値は目安のラインを200円ほど上回りました。目先は、25日線-400円(現在68520円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-300円(現在66570円近辺)が下値の目安となりそうです。
日経平均は反発しましたが、反転の兆しとはいえず、目先は弱含みの展開となる可能性が高そうです。
| | ■今週の日経平均の動きと投資スタンス 07/12更新 |
[ファンダメンタルの現状認識] 先週の米国市場では、中東情勢をめぐる懸念と原油高が市場心理の重石となったものの、SKハイニックスの上場を受けてAI・半導体関連銘柄には買い直しの動きが向かい、株価指数はまちまちな動きとなりました。 中長期的には、「中東における地政学的リスクの増大」「ウクライナ紛争の長期化」「米国の関税政策」「金利上昇と世界経済の減速」「中国の不動産バブル崩壊」「スタグフレーション到来」といったリスクが意識されています。
2026年の名目GDP予想値を勘案すると、日米市場のイールドスプレッドの差は、日本市場が0.22ポイント割高であることを示しています。割安の要因は、PERの差(S&P500のPERは21.7、日経平均採用銘柄の今期予想PERは18.3)や金利の差、GDP伸率の差などです。2026年の日米のGDP伸び率の差が、OECD予想値に比べて0.22ポイント縮小する(日本が上方修正されるか、米国が下方修正される)か、または日経平均採用銘柄の今期予想PERが17.6程度になるか、あるいは日経平均が65940円程度となれば、日米市場は均衡する、と解釈できます。中長期的には、日本市場は2610円ほど割高です。ファンダメンタル的には、日本市場は2610円ほど魅力的である、とも言えます。
[日経平均上昇の条件] 日経平均がさらに上昇するためには、
| 1. | 米国市場の上昇 | | 2. | 従来以上の今期予想増益率のUP | | 3. | 日米の金利差の拡大と一段の円安 | | 4. | 日本の2026年GDP予測値(+2.9%)の上方修正 | | 5. | 外国人の買い越し |
などの環境が必要です。 最近の動きを見ると、
| 1. | 先週のNYダウの週足は、陰線となりました。日足は200日線の上にあり、一目均衡表の雲の上にあります。ナスダックの週足は陽線で、日足は200日線の上にあり、一目均衡表の雲の中にあります。NYダウが25日線の上を維持できるかどうかが、目先の注目点です。 | | 2. | 日経225採用銘柄のROE予想値は+10.6%で、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、利益伸び率は+12.2%で、こちらは3か月前より13.5ポイント改善されています。 | | 3. | 日米の金利差は1.71から1.84に拡大し、ドル円相場は161円台から162円台を円安方向に推移しました。 | | 4. | OECDが発表した2026年の実質GDP伸び率の予想値は、日本+2.9%、米国+5.8となっており、この面では日本市場が2.9ポイント劣っています。 | | 5. | 7月第1週は買い越しでした。7月第2週は売り越しとなった可能性が高いものの、今週は買い越しが予想されます。 |
[テクニカル視点] 直近の日経平均株価は、一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+32.5%と前週よりプラス幅を縮め、200日移動平均線乖離率も+23.4%と前週よりプラス幅を縮めました。3つの要素すべてがプラスであり、中期的トレンドには青号が点灯しています。一方、日経平均は9日線と25日線の下に位置しており、短期トレンドには赤信号が点灯しています。
日経平均とナスダックの200日線乖離率の差は、+13.2ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が9050円ほど割高であることを示しています。また、NYダウとの差は、+15.4ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が10560円ほど割高であることを示しています。
NYダウは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。ナスダックも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が、中期トレンドにも青信号が点灯しています。
米国市場のボラティリティーを示す指標であるVIXは15.0と前週より低下し、日本市場のボラティリティーを示す日経VIは、38.1と前週より上昇しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。
[今週の見通し] 米国市場では、長期金利の上昇や原油高が企業業績や世界経済に与える悪影響が当面の関心事となるでしょう。
ドル円相場は、2025年4月につけた139円台をボトムに、円安方向に転換しています。今週は、1ドル160円台から162円台での動きが予想されます。
今週の米国市場では、引き続き中東情勢の推移が注目されるでしょう。決算シーズンも始まり、大手銀行数行に加え、ネットフリックスやJ&Jが決算を発表する予定です。ウォーシュFRB議長の議会証言にも関心が集まります。また、6月の消費者物価指数(CPI)、7月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、6月の小売売上高などが発表されます。米国外では、英国の5月のGDP統計や、中国の第2四半期GDP、6月の貿易収支、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、6月の新築住宅販売価格などが発表されます。
先週の日経平均は、想定レンジ内で推移しました。上値は目安のラインを600円ほど下回り、下値は目安のラインを580円ほど上回りました。今週の日経平均は、ボリンジャーバンド+1σ(現在71030円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ(現在66370円)が下値の目安となりそうです。
今週の日本市場は、中東情勢の先行き不透明感と、AI・半導体関連銘柄への投資が交錯し、方向感に欠ける展開となりそうです。
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